若葉の初吹き

リコーダーテナー

「若葉」練習

今年初めてのリコーダーサークル「若葉」の練習があった。少しブランクがあったので練習曲はまた選定しなおしという感じである。

練習した曲
・バス・ダンス「私の望み」(susato)
・水辺の春(スコットランド民謡)
・木星(ホルスト)
・涙のパバーヌ(スエーリンク)

私の望みは、昨日アップした曲。原曲はテノールが二つとなっているが、テノールは一人しかいないので、アルトで担当して吹けない音は適当に音を変えて演奏した。
他の曲は以前練習したことがある曲であるが、練習に時間が空いたため、また、合わせるのが大変になっていた。次回以降も引き続き練習することになった。
「若葉」には専門家の指導は受けていないので、合わせるのに時間がかかる。素人同士が気楽にワイワイ言いながら練習しているのが、楽しいのである。

リコーダーサークルの事始め

リコーダーサークルの事始め

本日、リコーダーサークル「イワマーニ」土曜日クラスの初練習があった。練習に来たメンバーは18名と比較的多かった。

練習内容は以下の4曲
・A)Der Wiener Kanon(W.A.モーツアルト):アルトの四声のカノン
・B)愛(J.ハイドン):アルトの三声のカノン
・C)あまき喜び(J.S.バッハ編曲)
・D)マヨネーズ第二番(栗原正巳)

カノンはしっかりリズムをキープしないと、各声部が狂うので、楽譜以上に難しい。「あまき喜び」は前半の部分はドイツの古典のメロディーで以前やったことがあり、問題はないが、後半のバッハの編曲部分は各声部とも難しくなる。しかし、途中途中のフェルマータ部分で合わせることができるので、修正しやすい。

「マヨネーズ」は難しいリズムと高音の早いフレーズが難しく私には全くお手上げある。リズムは慣れれば吹けないことはないが、高音部分の早いフレーズ部分は指使いを頭で考えていると指がついていかないので、全くお手上げある。また、練習しても筋肉の記憶力が衰えているのか、なかなか指が自然に動くようになるのは大変である。やはり音楽は若い特に筋肉の動きを覚えて置くことが必要と感じる。

バッハ教会カンタータ BWV 106 リコーダーの活躍する名曲

教会

この曲はバッハの青年時代の作品で葬儀のとき演奏されたカンタータのようです。伴奏はリコーダーとビオラダ・ガンバと地味な楽器が主ですが、葬儀という静かで精神性の高い雰囲気にマッチしていると思います。

また、音量が小さいリコーダーを活かす工夫や曲想の転換などに優れ、教会カンタータの中でも屈指の名曲となっています。余談ですが、この曲を聴いてリコーダーの良さを認識し、リコーダーを習いだすきっかけとなった作品です。

YouTubeにもいろいろな指揮者の演奏が登録されていますが、私が持っている Karl Richter版の演奏で。

各曲の感想

第1曲ソナティナ。静寂の中からビオラダ・ガンバの低音のメロディーが静かに奏でられる。この出だしを聴いただけで、この曲の虜になる。これにリコーダーの素朴な二重奏が加わり、しみじみととした雰囲気を漂わせ魅力的な曲となっている。

第2曲合唱。合唱は静かな曲から一転して、天国から降りそそぐような哀愁を帯びた合唱となる。この転換が素晴らしい。伴奏はリコーダーとビオラダ・ガンバと目立たない楽器だけであるが、リコーダーを演奏するときは合唱を休止して、楽器を引き立つように工夫されている。

第3曲アリオーソ(テノール)。リコーダーの静かで、哀愁に満ちた前奏で始まり、これに続き、嘆き悲しむようなテノールのアリオーソが加わる。

第4曲アリア(バス)。アルトからバトンタッチされるようにバスのアリアとなる。伴奏はリコーダーとビオラダ・ガンバ。テンポが早くなり軽快な感じになるが、まだ暗さの残った雰囲気である。

第5曲合唱とアリオーソ(ソプラノ、コラールはリコーダー)。出だしは合唱、途中からソプラノだけがアリオーソの合唱となり、リコーダーがコラールのメロディーを奏でる。

第6曲アリア(アルト)。通奏低音だけの伴奏にアルトのアリアが歌う。なかなか良い曲である。

第7曲アリオーソ(バス)と合唱。前曲のアルトに続きバスがアリオーソを歌う。これだけでは普通のアリオーソであるが、途中からバックにコラールのゆったりとした天使のようなソプラノ合唱が加わり、非常に印象的な曲に変化する。途中から合唱だけとなる。

第8曲合唱。カンタータを締め締め括るこの曲はコーダーだけの静かな前奏で始まる。直ぐに堂々とした力強い合唱が加わる。この曲だけは哀愁を帯びた雰囲気から明るさのある雰囲気に変化する。合唱が加わるとリコーダーの音色はかき消されるが、時折、合唱が途切れるので、リコーダーと合唱の掛け合いのようになる。後半は合唱のテンポが軽快になり各パートの掛け合いのような合唱となる。最後はリコーダーが全曲を締めくくる。

伴奏は弦合奏、リコーダー、ビオラダ・ガンバ、通奏低音、演奏時間は約22分