最強の囲碁高速版

囲碁ソフト「最強の囲碁」感想(棋力が十分で遊べる)

パソコンで強い囲碁ソフトを作るのは難しいと聞いていたが、最近はめきめき実力を付けかなりの有段者でなければ十分遊べる実力になっている。unbalanceから発売されているコンピュータ囲碁「最強の囲碁」高速版を購入したのでその感想を記載する。

最強の囲碁高速版
最強の囲碁高速版

総括

最近、コンピュータ囲碁「最強の囲碁」と多く対戦しているが、強くて勉強になるし、また、碁風が似ているので楽しめる。棋力の判定は難しいが、私の感覚では二〜三段というところか。棋力の調整もできるので、初段クラスの人であればコンピュータ囲碁が十分に楽しめるのでないかと思っている。

私の棋力

私の棋力が分らなければ、遊べるかの判断が難しいと思うので、私の碁暦を簡単に述べる。
40年ほど前に職場で同じ棋力程度の人が数人いたので、2年間ほど熱心に打った。この頃、一番実力ついたと思う。最後は五段の人に五子で好い勝負になるまでになった。初段を名乗るのは気が引けるが、1級程度の実力はあるのでないかと思っていた。

その後は打つ機会が殆どなくなり、数年に1,2回打つ程度であった。

その後リタイヤして暇になったので、ネット囲碁に手をだした。先ずは棋力が分らないのと、囲碁感が衰えているので13級程度から始めた。最初は感を取り戻すまで少し時間がかかったが、慣れる従って順調に昇級し、最後の方は日本棋院の「幽玄の間」の4級まで急激に昇級してしまった。さすがに急激に昇級したためか勝てなくなってしまった。それとともに、また熱が冷め止めてしまつた。ネット囲碁の棋力は街の棋力より少し高い感じである。
最近、また始めてみたが、囲碁感が衰えており、途中どうしてもミスが出て負け続け、4級から7級まで落ちた。そこで、感を取り戻すためと、コンピュータ囲碁の実力を知りたくなって、「最強の囲碁」廉価版を買った次第である。

最強の囲碁新高速思考版について

PRの文言は「モンテカルロ法」のパイオニア的存在であり、コンピュータ囲碁界に革命的な影響を及ぼした思考エンジン「Crazy Stone」を高速対局用にチューニングしたとなっている。

最新版の「最強の囲碁」は五段に迫る実力とPRしているので、この廉価版(2000円以下)は少し棋力が落ちて、二段〜三段程度でないかと思う。棋力は5段階に調整できるようになっている。高速版と謳うように打ち手は早い、私も殆ど感覚だけで打つので、20分程度で終わってしまう。

先ずは、「普通」の棋力で対戦したが、確かに強かった。しかし、数局打つに従って慣れてきて、勝てるようになってきたので、勉強の意味もあり、二番目に強い「強い」で当分打っていた。対戦成績は殆ど勝てない。十数回打って1回勝てるかどうかである。ネットで対戦している人よりは数段強いとの印象である。それでも慣れるに従って、よい勝負の碁が多くなってきたので、最近は勉強のため、「最強」で打っている。

「最強の囲碁」の印象(碁風)

布石段階。私は殆ど初手を星に打つが、最強の対応は同じ手を打つてくることはない。変化してくるので、一局一局は別の碁になる。この辺りはランダムに打っているのであろう。私はあまり定石を知らないので、「最強の囲碁」が最善の手を打つているかは不明であるが。私が使用する簡単な定石は正確に対応しているように思う。

喧嘩碁

私が隅にカカリを打つと「最強の囲碁」は殆どハサミである。このように相手の石を分断してくるのが多いので、喧嘩碁になることが多い。

それと、強力なアツミを築き、大きな模様を張ってくるので、私が模様の地を消しに行き、ここでも喧嘩になることが多い。私も喧嘩碁であるので、面白い。互いに地を取りあって 終局ということはまずない。

現在のところ、どうしても最後は1箇所程度、大きな石を取られ負けることが殆どである。運よくしのぎ切ったとき、たまに勝つ程度である。死なないように打っているだけではなかなか勝てない。

以外に人間的

死活問題が狭い範囲で起こると最強は間違うことなく対応してくることが多い。手も限られているので、読み切っているのであろう。しかし、複雑な場面では必ずしも読み切っているわけではなさそうである。すべて正確に対応されれば面白くはないが、間違うこともあり、人間的で面白い。

死にかけている石は的確に目を取りに来る。これを上手にしのぐかがポイントとなる。死活問題で途中不利と判断したのか手を抜いて来ることがある。諦めたのかなと思つていると。しばらくしてまた打ち出して来る、多分、途中考えていたのだろう。それと、人間が忘れたことを狙っているのかもしれない。まあ、ある意味で人間より狡猾的なところもある。

劫の判断があまい

劫の判断はあまり正確ではない。そのところを手抜きすると被害はどこまで及ぶのかが、的確に判断できないようである。大きな石の死活問題なのに比較的小さい劫立てでも対応してくることが多い。

多分、大きな石の死活判断などは急速にはできないのであろう。

寄せの特徴

寄せもあまり正確ではないというか意味のない手入れを多くする。しかしこのような時は必ずと言っていいほど負けている。既に計算ができていて問題の起こらないように手入れしているのであろう。

反対に中盤で「最強の囲碁」が不利な時は勝負手を連発してくる。これを正確に対応すれば大勝することがある。

はめ手のような手もある。死活で勝っていると思っていたところが逆転されることもある。あまりひどいうっかりミスは待ったである。

今後の方針

これまで、「最強の囲碁」と数十局打ち、私の囲碁感も大分戻ってきた。最近、ようやく「最強の囲碁」の最高棋力で始めて勝つことができた。また、「幽玄の間」の7級でも連勝できるようになってきた。直ぐに6級に昇級するであろう。しばらくは、「最強の囲碁」で棋力を磨く予定である。

0 comments on “囲碁ソフト「最強の囲碁」感想(棋力が十分で遊べる)Add yours →

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です