クラリネットを始めて吹いた時、正直これは大変な楽器で続けられるか疑問をもった。その後、続けているが、始めに難しいと感じたことを記載する。

クラリネット吹くには力が必要

マウスピースにリガチャー、リードを付け、吹いてみたが、リコーダーのように簡単には音が出ない。木と竹との中間のような葦できたリードを振動させる必要があるからである。固い風船を膨らませるようにきばって吹いたところようやく音が鳴り出した。これだけ力が必要だとは思わなかった。20音程度吹くだけでかなり疲れる。それでも、事前に知識を仕入れ、マウスピースは初心者が一番吹きやすいと云われているバンドレン5RV、リードは一般に市販されている中で一番やわらかい硬さ2 1/2を用意していてこの結果である。正直、これは大変であると感じた、年寄りが取り組む楽器でないように感じた。それでも、最初の日に低音部のドから下のミまでの音がでた。レジスターキーを使用する高音は出なかった。

クラリネットは移調楽器

クラリネットは楽譜に書かれている絶対音が出ている訳でなく。それより低い音が出ている。私の買った、B♭のクラリネットであれば、楽譜上のCの音を指定された指使いで吹くとB♭の音が出るし、AのクラリネットであればAの音がでるとのこと。オーケストラーの楽譜を見るとクラリネットは他の楽器とは異なった調で記載されている。このことはクラリネット単独で吹いている時は問題ないが、他の楽器と合わせようとすると混乱することになる。私は楽譜作成ソフト「Sibelius First]を持っているが、これは楽器としてクラリネットを指定すると自動的に移調してくれる。
しかし、反面便利なこともあるようある。例えばソプラノリコーダーからアルトリコーダーに持ち替えると指使いが変わってくるが、クラリネットの方は、B♭のクラリネットもAクラリネットもが楽譜上に指定された通り吹けばよいわけで、楽譜の方ですでに調整されている。

クラリネットはキーが17個

クラリネットは17個もキーが付いており、最初はこれは使いこなすのが大変であると感じた。もっとも、キーを使うのはもっぱらピアノのこ黒鍵に当たる音で、楽譜上のハ長調の音階であれば、殆ど、指を順番に離していくだけでリコーダーより易しい。また、黒鍵に当たる音もそれに対応したキーがあるので、実際には最初に感じたほど難しくはなかった。ただ、キーを抑えるポジションに慣れるのが少し大変である。

オクターブキーを押すと1オクターブ半上昇

リコーダーでればあれば、高音を出すためサムシングをすれば、1オクターブ上昇するが、クラリネットはオクターブキーを押すと1オクターブ半上昇してしまう。丁度、低音部はバスリコーダー(アルトリコーダより1オクターブ低い)と指使いと似ているが、オクターブキーを押すとソプラノリコーダーに類似した指使いに替わるのと同じである。幸い、ソプラノリコーダーもバスリコーダーも吹けるので、慣れてしまえばそれほど難しくはない。

最大の難関ソやラからシへの移行

クラリネットを始めて最大の難関は五線譜の真ん中にあるソやラからシの音に移るときである。ソの指使いは何も抑えないこと。何も抑えないというのも不安定なものである。ラはオクターブキーの反対側にある特別のキーを押さえる。シの音は10本の指を同時に押さえ直す必要があるので、どうしても、1テンポ時間がかかるのである。いろいろな曲を演奏したいが、なにぶんにも五線譜の真ん中に難しい部分があるので、大変である。ここをスムーズに演奏できるようになれば初心者は卒業である。