今回の事故は無謀
今回の事故は「降り口の段差に車輪が引っかかり」とあるが、引っかからなくても上の階に着いたとき、車いすが置かれた状態になる。この時、意識して力を入れて押してやらないと下から上がってくる人に衝撃が加わる。軽いものであれば問題なく押せるが、人が乗った車いすとなれば、かなり力を入れなければ動き出さないと思われる。母親がベビーカーを乗せる程度れあれば問題ないが、妻を乗せた車いすを81才の男性が押していたとればこれは無謀である。
高齢者は禁止すべきである。
朝日新聞から一部転載
危険でもつい利用 車いすでエスカレーター、複雑な事情
高松市で、車いすでエスカレーターに乗って転倒し、後ろの利用者が巻き込まれて死亡する事故が起きた。メーカーなどは車いすでエスカレーターに乗らないよう呼びかけるものの、利用する人はいる。エレベーターが使いづらい面もあり、障害者や支援する人々は頭を悩ませている。
エスカレーターで車いす転落、巻き添えの女性死亡
高松市内の商業施設にあるインテリア店「ニトリゆめタウン高松店」で起きた。香川県警によると、市内の無職男性(81)は車いすの妻(79)を後ろから支えながら、エスカレーター(高低差約5メートル、幅約1メートル)で2階から3階に向かっていた。だが、3階降り口の段差に車輪が引っかかり、バランスを崩して車いすごと2人は転げ落ちた。後ろにいた女性(76)が巻き込まれて全身を強く打ち、出血性ショックで死亡した。男性は左腕に軽傷、妻は頭に重傷を負った。悲鳴を聞いた店員が駆けつけ、緊急停止ボタンを押したという。県警が過失致死容疑で調べている。
妻は普段から車いす生活を送っていた。この商業施設には、計7カ所ある1階の入り口やサービスカウンターで車いすを貸し出すサービスがある。夫婦はこの日、車で訪れた。男性が車いすを借りて駐車場まで運び、妻を乗せて移動していたという。